パーソナルカラーに興味のある方に伝えたいこと
結論から行きます。

パーソナルカラーに興味があって色々調べている中で、なぜかこのブログに辿り着いた方にお伝えしたいのですが、それは、「パーソナルカラーもどきに惑わされるくらいなら、ご自分の好きな色を好きなように着て下さい。」ということです。

以下は、先日お越しになったお客様から聞いた話です。

そのお客様はあるデパートで行われたパーソナルカラーのイベントに参加され、自分も受けてみたいと思い、インターネットで色々と検索されていたそうです。最初は東京や大阪などでしかできないんだろうと思って探されていたそうなのですが、たまたま広島で検索したらうちのサイトが見つかり、そのままうちにお越しになりました。

その、デパートでのイベントの内容が相変わらずで(確か以前もデパートでのイベントでの似たような話をブログの記事にしたことがあります)。

専門学校で講師をしているという人がやっていたらしいのですが、時間は30分ほど、参加者の中から2名を選び、もちろんお化粧をしたまま、ライトもなく、イエローベースとブルーベースのドレイプを両肩にあてて、「どっちがいいですか?」などと参加者の人達に聞いていたそうです。そしてその結果が、一人の人には「あなたは中間タイプだからどちらも似合うけど、どちらかと言えばこっちね」というものだったそうです。

突っ込みどころが満載過ぎてどこから行こうか迷うくらいですが、まず、

化粧をしたままドレイピングをする

ありえないです。この時点で「パーソナルカラー」ではありません。

ライトを使用せずにドレイピングを行う

上に同じ。

「あなたは中間タイプだからどちらも似合うけど、どちらかと言えばこっちね」

これには開いた口がふさがりません。もちろん上に同じ、なのですが、この人が言うようにイエローベースの色もブルーベースの色もどちらも似合うのだったら、イコールどんな色でも似合うということなので、別にパーソナルカラーの診断を受けなくてもいい、ということですよね。

上記の例は2分類ですが、4シーズンの4分類でもこういうことを言う自称カラーアナリストがたくさんいます(この辺のことは本サイトのこのページをご参照下さい)。
曰く、「あなたは夏秋だから両方似合う」だとか、「あなたは冬だけど春の色も結構似合いますよ」とかですね。これは実は、パーソナルカラーの理論を根本から否定しているのと同じことなのですが、こういうことを平気で言ってしまえるような人達は、理論的なことを全く勉強していないので当然と言えば当然なのですが、そんなことには全く気が付いていません。

パーソナルカラーの診断を受けに来るお客様は何が知りたいのか、と言えば、自分に一番似合う色(グループ)、自分を最も美しく見せてくれる色(グループ)を知りたいのです。そして、それがわかるというのが「パーソナルカラー診断」のはずです。上記の例は無料のイベントですからまだしも、高いお金を出して、「あなたは2つのシーズンが似合うからどっちでもいい」とか、「3つのシーズンが似合う」などと言われたら、どうでしょうか?何の意味もない上に、お金を捨てているようなものです。

で、最初の結論に戻るのですが、そんなパーソナルカラーもどきの間違った診断を鵜呑みにするくらいなら、ご自分の好きな色を好きなように着たほうが、精神衛生上も、何倍もいいと思います。

でも、普通の方達はプロの先生が言うのだから、と信じてしまうものですよね。私も何も知らない頃はそうでした(こことかこの辺をご参照下さい)。うちに来られるお客様や生徒さんからも、こういった経験があるという話は、何度も何度も聞きます。それはもう、本当に嫌になるぐらいです。

あるお客様は、最初の診断で「あなたは春だけど冬の色も似合う」と言われ、その次のところでは「夏」と言われたそうです。で、うちに来られて診断をしたら、結果は、「秋」の方でした。この間、10年近く経っていますが、お客様はその結果を信じて、似合うと言われた色を着てはみるものの、何かしっくりこない、と悶々としておられたようです。現在は大変すっきりされたということで、洋服選びや化粧品選びが楽しくなったとおっしゃっていました。

こういう話を聞けば聞くほど、改めて、この仕事の責任の重さを痛感します。なのに、なぜ、見ただけで、「あなたは夏ね」とか言ってしまえるような人がいるのか、私には本当に理解できません。

posted by: イリス | パーソナルカラーもどき | 04:45 | - | - |-