カルチャースクールにおけるパーソナルカラー(その1)
うちに来られるお客様で最近多いのが、

「カルチャー講座の1日セミナーでパーソナルカラーというものがあるのを知ったので、ちゃんとみてくれるところを探して来ました。」

「パーソナルカラーの講座を別々のところで二つ受けたのですが、違うシーズンと判断され、迷ったのでここに来ました。」

という方達です。

カルチャーなどの講座で、最近はパーソナルカラーを銘打っているものが確かに増えているようです。私がカルチャーの講師をしたほんの数年前は、広島では「パーソナルカラー」というと人が来ませんでした。何のことだかわからないもの、という感じでした。今でも、そういう部分は確かにありますが、そこそこ認知度は上がってきているようです。

しかし、お客様からその中身や診断方法を聞くと、ああやっぱり、というものがほとんどなのですけれど…。結論を言ってしまえば、カルチャーなどの講座(安い金額と短い時間)で一人一人のパーソナルカラーの診断は絶対にできません。不可能です。もし、診断をしているのでしたら、それは間違いなく「本物のパーソナルカラー」ではなく、「パーソナルカラーもどき」です。

例えば、化粧も落とさず何もせず、見ただけで「あなたは秋ね」と決めているとか、ライトを使わないとか一人5分程度のドレイピングのみとか…(本サイトの「私のパーソナルカラーは正しいの?」もご参照下さい)。

ですが、そのほとんどが全国展開の大手や地元ではかなり有名なスクールばかりです。

で、実際に診断してみると、結果的に、カルチャーで診断されたという方のほとんどが間違ったシーズンを告げられています。

以前私が診断した県外(松山市)のある方は、地元のカルチャーセンター(全国展開の大手です)であるシーズンと言われたということでしたが、実際には全く違うシーズンでした。しかもその講師は、広島から来ていたとのこと。カルチャースクールの側も、県外から講師を呼ぶからには交通費など結構なお金がかかっていると思いますが、一体どういう基準で選んでいるのでしょうね。

で、今日はカルチャースクールにおけるパーソナルカラーについて書いてみたいと思います。

私は、カルチャーのお話を頂く事もありますが、その場合、ほとんどがパーソナルカラーを取り入れられないカリキュラムになります。ですので、依頼内容によってはお断りすることも多くなってしまいます。

その理由は色々あり、本サイトにも少し書いているのですが、カルチャーなどではなかなか自分の本当のパーソナルカラーやその活用法を知ることはできません。

と言いますのも、本当にパーソナルカラー診断をしようと思えば、必ず、お一人お一人にある一定の時間を割かなければならず(見ただけで決めるようなニセモノではないので)、そうすると定員を決めるなど人数を制限しなければいけません。しかしパーソナルカラーの診断が可能な人数に定員を制限してしまうと、カルチャーの金額(人数による歩合制が多い)では採算割れになってしまうのです。

ちなみに、シーズン分析のみであっても、私がサロンでお一人12000円を頂いて行っていることをやらなければなりません。

かと言って、金額を上げることはカルチャーの場合まず不可能です。

そもそも、カルチャーは少ないお金で空いた時間にちょこっと何かしたい、勉強したいという人のためのものです。金額が上がればすぐに人が来なくなります。スクール側も、人数が少ないよりも多いほうが当然、経営的にいいですしね。

カルチャーにパーソナルカラーの分析を取り入れようとするなら、講師料の割合や定額か人数による歩合か、そして回数設定など、さまざまな条件をクリアしなければなりません。

となると、コースの中でパーソナルカラーの診断をすることは非常に難しくなってしまうのです。

ですので、カルチャーでかなり安い料金でパーソナルカラーの診断をしている人などは、そのほとんどが上にも書いたように、「見ただけ」で診断をしたり、「簡易診断」と称してメイクをしたままドレイピングをしたりしている「パーソナルカラーもどき」なのです。これらは「本物のパーソナルカラー」ではありません。

また、「カルチャーなどでは時間がないからちゃんとした診断は出来ないけど」、と一応前置きをして、パーソナルカラーの紹介をする人が結構いるようなのですが、こういう人達が問題なのは、大抵、断定はしないけれども「あなたはたぶん夏ね」などと平気で言う人が多い、ということです。

生徒の方達は当然、プロの先生が言うのだから、「私って夏なのね」と信じてしまいます。

しかし、こういう人達の言うことは、絶対に信じてはいけません。

もしかしたら、運良く本当のシーズンを言われているかもしれませんが、そういうことをすること自体、プロ失格だからです。言われた人の中には、自分のシーズン以外の色の洋服やアクセサリーを処分してしまう人もいるかもしれません。

そういう可能性を考慮せず、つまりはパーソナルカラーアナリストとしての責任を自覚せず、無責任に、見ただけで「あなたは秋ね」とか、「本当はちゃんとみないとわからないけどあなたはたぶん夏ね」などと言える人は、プロとしてのトレーニングを受けていないことは間違いないのです。

その2へ続く)
posted by: イリス | パーソナルカラーもどき | 02:39 | - | - |-