パーソナルカラー診断の値段 その2
前回、パーソナルカラー診断の料金について書きました。

前回は主に内容(中身)の点からの考察でしたが、今日は別の視点から料金について書いてみたいと思います。

中身(内容)以外で料金に関わる要素は色々あります。例えば、所用時間(拘束時間)や場所代、電話代や光熱費等の維持費などです。

イリスのパーソナルカラーコンサルティングの所用時間は通常、女性ですと3時間〜4時間程度かかります。中にはもう少し時間がかかる方もいらっしゃいますので、時間には余裕をもってお越し頂いています。それでも中身はびっちりで、時間の余裕はあまりありません。

他のパーソナルカラー分析では、ドレイピングとメイクのみですので、1時間か長くても1時間半くらいでやっているところも多いようです。イリスでも分析のみのコース(アナリシスコース)はありますが、内容と所用時間が違えば、当然、料金も違ってきます。

次に場所代ですが、高い場所代(家賃)がかかれば、当然、料金に跳ね返ってきます。そのためにはお客様や生徒さんをたくさん集めなければならず、広告費もかかってくるでしょう。それも当然、料金に組みこまれるものです。

イリスは、かなり狭い所です。お客様や生徒さんにご迷惑をおかけしているなとは思うのですが、料金を上げなくていいように、広さは最低限仕事が可能であればいいと思っていました。その代わり、場所と内装にはこだわりがあり、お客様のアクセスのいい場所、色分析の条件に合致した所にしようと決めていました。

探す際にはいろんな苦労があり、探し始めてから今の所を見つけるまでに1年以上かかりました。ただ、今の所は場所も当初から考えていた所ですし、内装など色の分析を行う上での条件が非常によかったので、結果的にはよかったと思っています。

また、一人で運営しているので、広告を出すと手が回らなくなる可能性もあるため、広告は基本出していません。維持費についても、広くないのでそんなに大きな金額にはならないので、料金にはほとんど反映させていません。

さて、料金設定において、上記以外にも大事な要素があります。それは、その人がプロになるためにどれだけの時間とお金を費やしてきたか、そしてどれだけ努力をしたか、という事です。

私はパーソナルカラーの勉強をしようと思った時、まずは色彩一般の理論的な勉強を始めました。何事も基礎がないとどうしようもないからです。そして1年ほど基礎的な勉強をしてカラーコーディネーター検定の1級をとりました。

そして、かなり頑張ってお金をためて、パーソナルカラーそのものの勉強を始めたのですが、最初に行った所が間違ったシステムでしたので、そこで半年程度勉強した後、見切りをつけて自分であれこれ探し、今現在使用しているの「カラーミーアシーズン」のシステムに巡り会いました。

ここの教育システムは、まずは55時間の養成コースを半年〜で勉強します。授業以外に予習、復習は必須で、しかも半端な量ではありません。授業時間の何倍もの時間を費やします。私は当時仕事をしながらで休みが月に2、3日という環境でしたので、非常に大変で、徹夜をすることもしばしばでした。徹夜明けでそのまま大阪行きの新幹線に乗り、眠いのをこらえて先生の一言一句を聞き漏らすまいとがんばって授業を受けたものです。

さて、コースが終ってもそれで終わりではありません。30名のパーソナルカラー診断を行い、30名分の書類と5名分の写真とレポートを提出します。これが非常に大変です。

この30名分の書類審査でコースの修了認定の可否が決定されます。この修了認定に合格すれば、認定アナリストの試験(筆記と実技)を受けることが出来、そしてその試験に合格して初めて、認定アナリストになることができるのです。

私は現在、コンサルタントの養成コースで、このシステムと全く同じやり方で生徒さんを教えています。

ここまできちんとしたパーソナルカラーアナリストの教育システムを、私はほかに知りません。

認定アナリストになるまでには、大変な努力と時間、お金も費やしています。お客様は、相手がプロだと思ってお金を払うのですから、それ相応の技術を身につけていなければなりません。そして、そのスキルを身につける為には、それ相応の努力と時間とお金がかかるのです。

1週間程度で、「あなたもパーソナルカラーアナリストになれますよ」という広告を見た事がありますが、1週間程度でプロに必要な技術が身につくのでしょうか?

基礎的な事すら知らず、パーソナルカラーの表面的な部分だけを見て勉強した気になり、道具を揃えて名乗りさえすればいい、という人が多いのも実情です。

そのような方達と、きちんと勉強し努力した人達の料金が同じというのはおかしいと思うのですが、実際には、「パーソナルカラー診断」ということで、全て同じものとして扱われ、金額のみで比較されているお客様も多いようです。

しかし、やたらと料金が安いのは、勉強をほとんどされていない方や、ご自分の技術に自信のない方なのかもしれません。技術を身につけるためにそれなりに時間とお金を費やし、努力し、そして自分の技術にプロとしての自信があるなら、自分の技術に適正な値段をつけるだろうと思うからです。

私の所にも、たまに「えっ、こんな基礎的なことを知らないの?」というようなご質問をメールで送ってくる「自称プロ」の方がいます。

もちろん、認定を受ければそれで終りという訳ではなく、身につけたスキルを維持、向上させるために、私自身、認定を取得した後も日々勉強をし、研鑽を積み重ねています。

お客様には、ぜひそういう面からも料金の妥当性を判断して頂ければと思います。
posted by: イリス | 雑感 | 22:45 | - | - |-